園芸失敗談

貴方がこの記事を見ている時、私はもうこの世を去っていることでしょう。

10月14日(木曜日)

実はこの日、オーニソガラム・アドセプテントリオネスベルゲンツルムが家に届いたのだけど、それはまた別の話。

――つまりこの記事はその別の話。

同日。

ということで、ミニヒマワリの育成と平行して、オーニソガラムの育成を行っておりました。
今回はその失敗談です。

同日。

実は先方が発送してから僕が受け取るまでにけっこうな時間が経っており、長時間の日照不足から、食用もやし化が進んでおりました。
この時点でかなり失敗しています。
ここから得られる教訓は、お花の宅急便は最短で受け取って即刻開封せよ、です。

10月18日(月曜日)

実はこの日、ベントマンにてツナコロ弁当のミニフィギュアを貰ったのだけど、それはまた別の話。

――うん、今回もそれはまた別の話。

それで、この日はアウターポットとマルチング材を買ってきました。

同日。

この頃はまだ植え替えの知識を仕入れていなかったので、とりあえずもとのインナーポットに植えられている状態のままアウターポットに突っ込んで、隙間をマルチング材で埋める……みたいなことをやっていましたね。

しかし、このマルチング材を敷き詰め過ぎたせいで、土の様子を把握しづらくなってしまい、結果として最適な灌水のタイミングや与える水の適量を見失いやすくなってしまうという……とても残念な状況を招いてしまいましたね。
ここから得られる教訓は、園芸素人ほどマルチング材は使用すべきではない、です。

10月24日(日曜日)

長く伸びているので順調に成長していると思っておりました。

さて、相変わらずの下駄箱の上、つまりここは玄関。
温度とか湿度的にはそこまで問題なかったのですが、とにかく光源が玄関の心許ない照明のみなので、とどのつまり引き続きの日照不足ですね。
実はこの時点より遙か以前からすでに植物育成ライトを保有していたのですが、これがクランプ式でして……それもこれも端からあのミニヒマワリに使用していた園芸台を流用する計画があってのことでして、つまるところこの時点でまだ生き延びていたミニヒマワリが死んで園芸台が回収できる状態待ちだったわけです。
そんなこんなで、オーニソガラムは食用もやし化を加速させておりましたね。

10月31日(日曜日)

草丈だけはぐんぐん伸びるので、色に関しては違和感を覚えませんでした。

それはそれとして、オーニソガラムに関してはミニヒマワリみたいに毎日写真を撮影したりはせず、毎週日曜日だけに限定しようとしていますね。
なので以降は基本的に日曜の写真ばかりになると思います。よろ。

11月7日(日曜日)

ほらほら、また日曜日でしょ?
でもね、写真撮影こそ日曜日だけなんだけど、灌水は毎日やってたなぁ。この頃は。
いちおうマルチング材をちらっとめくって土の様子を見たりはしてたけど、そもそも乾いている土ってどの程度のものをいうのだろう? とか、そもそも乾いている土の状態ってどんな風だっけ? とか、無知と記憶喪失のダブルパンチで残念でした。

ところでこの日から、ミニヒマワリ側は灌水をやめてミイラ化計画を進めていた模様です。いえい。

11月14日(日曜日)

ほらほら、こんなに真っ白! 立派な食用もやしだね!

11月20日(土曜日)

あ、やっと本格的に植え替えをしようと思った感じの買い物だね。
それとこの日はミニヒマワリを鉢から引っこ抜いた日です。

11月21日(日曜日)

サーモスタットとヒーターマット。
実はこれも植物育成ライトと同じく、遙か以前から所持している状態だったのだけども、この時点で気温はそんなに低くなかったからってのと、こいつらも件の園芸台に組み込もうと思っていたので、この瞬間まで使用していませんでした。
しかし前日にミニヒマワリを鉢から引っこ抜いたので、やっとこれで園芸台を室内に持ってこられる! という状態になり、急遽、試運転をした模様です。いえい。

同日。

日曜のオーニソガラムのいつもの。

同日。

植物育成ライトも試運転。
この写真はタイマーをセットしてタイマーによって自動OFFになる直前のもの。
ちなみに、にじさんじの箱は予てより注文していたReflexionがこの日届いたので流用したというもの。Reflexionは特典付きです。いえい。

同日。

植物育成ライトの試運転。
タイマーによってちゃんと予定時刻に自動OFFになって感動したなぁ。
マジ、タイマー助かる。

同日。

日中に色々試運転やらなんやらやって、夜も深まった頃。
前日に買ってきた植え替えに必要なアイテムを用いて、これから植え替えするよ! という風情。

同日。

新しい衣だよ! オーニソガラム・アドセプテントリオネスベルゲンツルム!

同日。

裸のオーニソくん。
なんか野菜洗ったよ! みたいな写真だね。おや、これは白カブかな?
成長不良だねぇ……。

同日。

まず、いきなり異なった土質の土に植え替えてしまっているね。
それから、植え替えていきなり化学肥料を与えてしまっているね。
いちおうハイポネックスは目安である一目盛り分投入しております……。
他、実は混ぜ込むタイプの原肥も土に混ぜ込んでいますね……。
ああ、なんて……。

同日。

懲りずにマルチング材を敷き詰めていますね。はい。

同日。

実はこの日は例の『ミニヒマワリの種の写真』を撮影した日なのですが、あれを撮影した当日中にはあの種はあれしていたのですね。
それでこれ、土は新しいものに変えた上に、先のオーニソガラムの鉢にも混ぜ込んだ原肥を土に混ぜ込んでおります。
しかも土をオーニソガラムでかなり使っていたため不足気味で、仕方なく土嵩を稼ぐために大量の原肥を使用しており、なんというかオーバードーズです。
そしてトドメとばかりにハイポネックスを一目盛り分投入しております。
あー、あと刻んだミニヒマワリのミイラも肥料として入れた、かな?
はー、こいつほんま……。

同日。

ラップ掛けとかの流れは最初のミニヒマワリと一緒ですね。
しかしこのラップ、なんと最初のミニヒマワリの時のヤツなんです!
ねえ、エモい?

同日。

全員集合! 合体! ねえ、エモい?
それはそれとして先に出てきたラップが壁と台のスペーサーになっていますね。
いやマジでこの隙間が重要なのですよ。

同日。

ヘッド。
こいつの都合でスペーサーが必要になったんだね。
確かそのはず。そうだったはず……。

同日。

ということで、これがよくない例です。覚えておきましょう。

11月22日(月曜日)

仕事から帰るとこんな感じでした。
実はタイマーを09:00~21:00の12時間点灯設定にしています。
サーモスタットは30℃設定だったかな?

同日。

照明がタイマーによって消えるまでにいそいそと撮影。

同日。

照明がタイマーによって消えるまでに色々試す。
これは光度設定を一段階上げたってヤツかな? うろ覚えだけど。

同日。

それから二個ある照明のうちのオーニソガラム側だけ点灯に切り替えていますね。
発芽前のミニヒマワリの種が嫌光性なのでそっちの鉢側は消灯を……って、遅いよ。

同日。

タイマーによって予定時刻に消灯したのを確認。
同時に灌水を行っております。
あ、しれっとミニヒマワリが合流した都合、実はすでに毎日写真撮影モードになっております。残念(?)

同日。

ということで、玄関照明も消して真っ暗にして、携帯の照明で撮影です。
そう、あの頃のように……。

11月23日(火曜日)

仕事から帰るとこんな感じでした。

同日。

別アングル。瀕死やん。

同日。

恐らく、照明の光度設定を一段階上げて、ダブルグローにした。

同日。

タイマーによって予定時刻に消灯したのを確認。
同時に灌水を行っております。
www

11月24日(水曜日)

仕事から帰るとこんな感じでした。

同日。

別アングル。こんなん大草原やん。

同日。

恐らく、照明の光度設定を一段階上げていると思われる。

同日。

タイマーによって予定時刻に消灯したのを確認。
同w時wにw灌w水wをw行wっwてwおwりwまwすww。www
いやー、笑った笑った……。

11月25日(木曜日)

仕事から帰るとこんな感じでした。

同日。

別アングルもうやめて! どう見てもライフは0よ!

同日。

たぶん、照明の光度設定はそのままに、シングルグローに切り替えている。

同日。

あのさ……。

11月26日(金曜日)

仕事から帰るとなんだろう……発芽前のミニヒマワリの種が嫌光性なのでそっちの鉢側は消灯をしていたんじゃなかったっけ? なんか最高光度でミニヒマワリ側だけ、照明が点いているんですがそれは……。

同日。

おい、過去の自分。おまえわかっててやってるだろう!

同日。

ほらほら、ここでダブルグローとか完全に意味不明だもんな。

同日。

お、ここまで30℃設定だったサーモスタットを?

同日。

25℃まで下げたー!?
おっと? この時の自分がいったいなにを考えていたのか覚えていないー!
完全に意味不明だぁーっ!!

同日。

よしよし順調に失敗しておるねぇ。

同日。

あ、ふーん……。

11月27日(土曜日)

ぎょうさん買ってきた……。

同日。

ほんとにぎょうさん。
一回で机の上に載らなくて、二回にわけるくらいに、ぎょうさん。

同日。

温湿度計は精密機械枠なので販売証明書が付いた。すげえ。

同日。

地温計は……あっ!

同日。

あっ!

同日。

し、死んでる……。

さて、なにがいけなかったか? ここまでちゃんと読んでくれた読者ならばもちろんわかるよね?
水のやりすぎ、肥料のやりすぎ、仕舞いにそれらが土の一新を伴う植え替えによる株がちょうど弱るタイミングで行われたこと、急激な環境の変化に耐えられなかった。高温多湿による根腐れ、肥料過剰による肥料焼け、球根が腐ってしまった原因ならば思い当たる節がありまくりだ。
ここから得られる教訓は、園芸の知識は常にちゃんと仕入れるようにしよう。無知は植物を枯らす、です。

同日。

そんで、なかなか発芽しないミニヒマワリ(二期)です。
相方が死んだことによってソロデビューしました。
よろしくお願いします。

同日。

まあネタバレすると、こいつも死んでるんですけどね。
ところで、とりあえず温湿度計を設置したよ。かわいい。

同日。

実は買ってきた謎の角材はスペーサーなのでした。

11月28日(日曜日)

おや?
これはどういう意図の写真だっけ?

同日。

ああ、これは……。
恐らく先の写真と合わせて、ヒーターマット作動による周囲の空間の温度上昇を観測したかった?
毎度のことながら、こういう時間を遡って当時の自分の思考を思い出しながら執筆をしなければいけない記事って、僕、苦手だな……。

同日。

お、電池買ってきたw
これは地温計用だね。

同日。

ということで、ミニヒマワリの種、掘り返しました。
土壌がダメになってるのが――まあさすがに調べたんでしょうね――わかったので、種が死んでいなければ、土壌を改善すれば、ワンチャンあると思ったのでしょう。
それにしても種のサルベージには苦労した記憶が鮮明にありますわ。
一時間くらいこの小さな鉢をスコップで漁っていたね。しかも土壌が完全に腐敗していたから、作業中とても酷い臭いがずっと僕を悩ませたね。
そんなこんなあって、ちゃんと植えた数(10粒)全部回収しましたよ。

同日。

鉢とか使用した道具とか洗って。

同日。

種も洗って……その際、写真左下の個体が殻パカーンなったけど。
まあ気にせずエタノールで消毒します。

同日。

新しいお家だよ。

同日。

セット!

同日。

スタンバイ!

同日。

ところで、発芽適温を知り、それを保つ環境作りが大切だと思いました。
なのでこういう小さい地温計を常設することにしました。かわいい。
今までサーモスタットの設定温度がノリとフィーリングでしかなかったので、ここら辺の計器を導入して適切な設定温度を探ってゆきたい所存。

同日。

あー、これはなにしてるか覚えてるわー。
実は……精密機器である温湿度計を幾度となく床に落としてしまい、壊れていないか確かめたかったんだよね。
そんで、地温計(デジタル式)が電池も買ってきたことだし使えるから、しかも土に差し込む形ではなく空間にかざして使うことで温度計として使えるから、じゃあこれで、両者が示す値の誤差を割り出して、温湿度計の正常具合を確認できるのでは? と思い付いた僕はめちゃくちゃ頭ええねんぞ!

同日。

はい。しばらく測定したら20℃で一致する瞬間が多く見られたので、この温湿度計の無実は証明された。もしくは両者ともに狂っているのかもしれないが。

11月29日(月曜日)

サーモスタットの適切な温度設定を探る旅が始まった。

同日。

これがこれまでのラブライブ!

同日。

そしてこれが試しに設定してみた26℃。

同日。

これは鉢の内部の様子。

11月30日(火曜日)

基本的に熱源がヒーターマットだけな都合、当然なんだけど、鉢の地温と周辺温度にけっこう大きな開きがあるね。

同日。

これがこれまでのラブライブ!

同日。

そしてこれが試しに設定してみた27℃。

同日。

これは鉢の内部の様子。

12月1日(水曜日)

お、大きかった差が縮まったね。
湿度にも注目しよう。緑のゾーンが植物を育てるのに適正なゾーンだよ。
なるほど適正だね。

同日。

これがこれまでの――って、あれ? パターン変えてきた?
急にパターン変えるのやめてください!

同日。

これがこれまでのラブライブ(本家)

同日。

そしてこれが試しに設定してみた28℃。
なんだろう……パターンが変わったのにはなにか理由があったはずなんだけど、もう思い出せないや……。

12月2日(木曜日)

巻きで。

同日。

ジェットだ!

12月3日(金曜日)

巻きで。

同日。

ロケットだ!

12月4日(土曜日)

ほいきた! 新しいオーニソガラム・アドセプテントリオネスベルゲンツルムよ!

同日。

ちなみに初代のほうにも付いてたけど、ポストカードの柄は実際に届く植物と関係がないようです。
あと、今回は前回からの反省を生かして最短で受け取ったぞい。ぞい?

同日。

実は先の地温計はペーハー値も計測できます。
画像はオーニソくんデフォルトを計測。

同日。

そしてミニヒマワリ側、つまりいつもホームセンターから買ってくる土を計測。
なるほど、全然違うことがわかった……。
本当にわかってるのか?

同日。

なぜか底石を敷くところから写真撮ってるね。
なにを考えているのやら。

同日。

あー、土質がかなり違うと思ったから、土ごと移し替えたんだね。

同日。

鉢に対して容量が心許なかったから土を足したね。
まあこの程度上から被せたところで、急激な土壌の変化は起きないから問題なし。
も、問題ないよな?

同日。

僕のスーパー冬越しメカにセット!

同日。

嫌光性の種への光対策はこうやってするのだ!

同日。

ひまちゃんけっこうあちゅいねぇ。

同日。

ミニヒマワリのいつもの。

12月5日(日曜日)

いつもの。

同日。

オーニソガラムのいつもの。

12月6日(月曜日)

いつもの。

12月7日(火曜日)

いつ……巻こうか?

12月8日(水曜日)

巻く? いっちゃう?

12月9日(木曜日)

じゃあ、巻きで。

12月10日(金曜日)

巻いた先にあったのは美味しいお弁当と新しい土だった……。

同日。

いつもの……しかし、あまりにもいつも通り過ぎて見限られた模様。
だって、新しい土買ってるもんなぁ……。

同日。

画像だとわかりづらいんだけど、カビがね……その、見えてるんだよね。

同日。

ちょっとほじくった様子。
ほら、種がカビにやられてしまっているんだよ。

同日。

流用するアイテムは洗浄して……。
ん? 流用?

それはそれとして、ミニヒマワリの失敗が確定したので、ここらで反省をば。
うん、まあ土壌改良したあとは正直そんなに環境的な問題はなかったと思う。
じゃあなぜ発芽しなかったかと問われると、まあ種が死んでいたからだと思う。
ではどの段階で死んでいたか? 最初に種をまいた土壌が最悪だった時か? もしくは種を保管している時か? はたまたもともと発芽率が低い種だったか? 実をいうとそれを知る術は最早ないのだけどね。
なのでただただこちら側の落ち度を追求するのみなんだけど、まず種の保管に関しては、決してよいとはいえないね。風通しのよい冷暗所が最適なんだけど、いちおう袋にテープで封をして元箱に入れて保管していたから明るさは問題なしとして、温度や湿度に関しては、その箱を寝室に置いていた関係で、僕が居ない時はエアコン消していたりするから、極端な変動をしていたはずだよね。ダメだよね。
そして、土壌が最悪だった問題に関しては先にも触れた通り。ダメだったよね。

総じて、いっぱいダメだったよね。

同日。

リトルベッカ(ヒマワリ)手配してました。

同日。

10粒まきまーす。

同日。

新しい土で挑みます。

同日。

セット! いつもの。

同日。

そんなこんなで今回はこのなにを考えて撮ったかわからない写真で終わりです。

失敗談から学んでどーのこーの! ではでは~。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

貴方が人間であることを証明して下さい 【必須】 Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください